Tissue Bank

組織バンク

組織移植について

ここでいう“組織” とは、身体の一部を構成している皮膚、骨、心臓弁、血管、角膜、羊膜、そして膵臓の一部となる膵島 のことをあらわします。“組織移植”とは、けがや病気で機能障害や機能不全に陥ってしまった患者の方の組織や臓器に対して、 提供をうけた”組織”の移植を行うことで、身体の機能を回復させることが可能となる治療です。

組織の提供について

組織の提供に際しては、提供をご希望されるご本人、もしくはそのご家族が組織提供の意思を示された場合、まず組織移植コーディネーターより説明を行います。ご提供に関する十分な説明を受け、ご承諾が得られた場合、専門の医師による組織の摘出が行われます。摘出された組織は、組織バンクで厳重な品質管理の下、保管され、移植を必要とされる患者の方へ届けられます。

組織バンクについて

膵島バンク

東北大学移植再生医療センター・組織バンクでは、現在 “膵島” の組織バンクが稼働しています。膵島とは膵臓中に存在し、血糖をコントロールするためのホルモン( インスリンやグルカゴンなど ) を分泌する組織になります。 この膵島は“ 1型糖尿病 “ といわれる重症の糖尿病を患っている方への治療の為に移植されます。ご提供いただいた膵臓はCPCで“膵島分離”という特殊な技術を用いて、膵島組織が分離され、移植が行われるまで、膵島バンクで保管・管理されます。

膵島バンク

バンクでは、専属の組織移植コーディネーターが常駐しており、東北大学病院臓器移植医療部と連携し、24時間体制で組織提供対応、移植が可能な施設です。

東北大学病院臓器移植医療部

http://www.ishoku.hosp.tohoku.ac.jp/index.html

東北大学大学院医学系研究科移植再建医学分野(膵島移植プロジェクト)

組織バンクの
運用プラットフォーム

移植再生医療センターでは、今後センターをプラットフォームとして、治療を目的とした医療用組織バンクの新設を予定しています。

運用プラットフォーム